シルクロードの少年 ぼくの旅立ち

劇場公開日:

解説

雄大な自然に囲まれたシルクロードを舞台にトゥルクメンのカラクム砂漠にのびのびと育つ少年の姿を描く。監督はウスマン・サパーロフとヤズゲリディ・セイードフ、撮影はヌルギディ・シャムハンメードフ、音楽はヌリ・ハルマメードフが担当。出演はベゲンチ・クルバンドゥルジェフなど。

1983年製作/ソ連
原題または英題:Muzhskoye Vospitaniye
配給:国際シネマ・ライブラリー
劇場公開日:1984年8月4日

ストーリー

女の子ばかりの姉弟の中で育ったチャマン(ベゲンチ・クルバンドゥルジェフ)は、何をするにも女の子的で弱虫であった。父(D・オライエフ)はそんなチャマンを一人前に育てたいと思い、祖父(アタ・ドヴレトフ)が羊飼いをしている砂漠に連れていき生活をさせる。最初は泣いてばかりいるチャマンも、やがてパンを焼くことも羊の世話をすることも覚えるのだった。ある日、チャマンは、小羊を運ぶトラックを頼みにコルホーズへ行くが、そこで、小羊が皮をはがされている現場を見てしまう。泣きながら帰ったチャマンは、祖父にやさしく悟される。「人間は木を植え育てそれを切って家を建てる。食べ物も同じ。動物を飼ってその皮で衣服を作り、寒さをしのぐ。人間は、そうやって生活しているんだ」。

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