ストリートファイターのレビュー・感想・評価
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Pax Bisonica. ストリートファイター・ミーツ・仮面ライダー
u-next に新しく上がっていたので観賞してみた有名なゲームの名を借りた実写版。ほぼゲームは関係ありません。というか微妙なコスプレ感といい、秘密基地といい、昭和の仮面ライダーが一番近い感じがします。
ジャン・クロード・ヴァンダムが若い!海外ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に出ているミンナ・ウェンも若い!今では大御所ポップシンガーのカイリー・ミノーグもいる!若い頃は可愛かったんだなぁ。
この作品ってよくよく考えるとガイル大佐という軍人がシビリアン・コントロールを無視し、勝手に暴走する話なんですよね。やり方はどうであれバイソンが国作りを考えていた事に対して、ガイルさんはトップを肉弾戦でやっつけただけ。本人はアメリカ人なんで他の国の話ですし、個人的に嫌いなバイソンを倒したら国をどうするかなんて知ったこっちゃないというか・・・頭を倒してもその後の統治する人がいないと国ってメチャクチャになるだろうなぁ。あ、これってイラクと一緒だ!アメリカの発想って映画でも現実世界でもあまり変わらないという事が学べる作品でした。
リニアと同じ力で攻撃してくるバイソン
映画館で観た記憶があるが、当時は小学生だったため、ざっくりとしたことしか覚えていなかったため、再鑑賞。テレビ放送もしていたはずだから、たぶん今回が3回目だろう。
同じ時期ぐらいに公開された『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』『モータル・コンバット』なども公開されて、ゲームの映画化がトレンドになりかけていた。
細かい設定は変えられているがゲーム版自体も時代に合わせて、修正や追加設定があったりしていて、別に原作と違うことは普通にあるため、違和感はそれほどない。
ゲームの場合は豪鬼との関係性があったりして、リュウが主人公と思っている人が多いが、実は「ストリートファイター」という世界観の中心となっているのは、ガイルやチュンリーによるシャドルーと闘いなのである。チュンリーがバイソンを憎んでいるという関係性も受け継がれているし、ガイルの親友ナッシュの境遇は、ブランカこの映画版は、それに沿った内容となっているため、大きな脱線はしていないのだ。
今作の素晴らしい点は、ファンタジーではありながら、ガイルを主人公にしていることで、あくまでコンバット・アクションのテイストを保っている点だ。
つまり、バトルシーンでは、サマーソルトキックや昇龍拳などエフェクトが出ない物理的な攻撃で応戦しているのである。
リュウが一瞬、波動拳を出しかけて冷や冷やさせられるが、少し光るだけで留めている。
最終的にバイソンが超電導電磁波で稲妻みたいなものを作って攻撃してくるが、ゲームのサイコパワーと違って、科学的に作られた力であるため映画内での秩序を守っているのである。何だか劇中のセリフでは「この力でリニアが東京~大阪間をつないでいる」らしい。
その後に、製作されたチュンリーを主人公とした2009年の『ストリーファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』や2014年の『ストリートファイター 暗殺拳』は、単独キャラクター映画として製作されてしまっているが、今の時代に今作のテイストで格段に増えたゲームのキャラクターが大勢登場するオールスター映画を製作したら面白いと思うのだが…
また劇中では、名前が呼ばれないけど、実は登場しているゲームのキャラクターを探す楽しみもある。
昔の映画だから仕方ない…にしても…
ベガ様→映画だとバイソン将軍
バイソン→映画だとバルログ
バルログ→映画だとベガ
アメリカだとゲームでもこうらしい…なんか違和感!
さらに
チュンリー→おばさん
ダルシム→ダルシム博士(!?)
エドモンド本田→ハワイ人
リュウ、ケン→チンピラ
ブランカ→汚いハ○ク
色々とおかしい所満載!!
でも戦闘シーンはそこまでひどくない。
あとザンギエフが似すぎなので☆2.5!
意外と悪くない
ゲームのストリートファイターの実写だが、
ストリートでの戦闘が全くなく、逆にこれはこれとして面白かった。
やはりキャラクター改変が目立つもののアクションシーンでは、
さりげなく昇龍拳などおなじみの技が見れるのでファンには嬉しいところ。
まあまあだった
どんなC級作品かと思ったらけっこうしっかり練られた物語になっていた。世界征服を目論むバイソン一味と国連軍のガイル(ヴァンダム)が対決するという内容で、ストリート性が失われていた。最終的に銃撃戦になってしまうのも残念だった。
リュウやケンが主人公でもなくなっていたし、チュンリーにういういしさがなかった。
空手家のリュウが路上格闘技大会に出場する、そこには数々の強豪が参戦していていた。その格闘家を集めて犯罪組織を結成しようとしているバイソンに、加わる者、抵抗する者で争いが始まるといったような内容でよかったんじゃないだろうか。
全盛期のヴァンダムの活躍が見れる映画としても見てよかった。
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