「いきなりの『アンタッチャブル』パロディ!」裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
いきなりの『アンタッチャブル』パロディ!
ザッカー監督からピーター・シーガル監督にバトンタッチされたが、パワーダウンした前作を乗り越え、さらに面白くなってしまった今作。パロディ、オマージュも満載でクライマックスはアカデミー賞授賞式という、とんでもないくらい映画ファンの心を掴む作品となっていました。
いつものようにパトランプを灯したオープニングでは『スターウォーズ』の映像も使ってるし、その後登場する『テルマ&ルイーズ』、『大脱走』、『恐怖のメロディ』のパロディ。他にもあったと思うけど、怒涛の展開で爆破テロを阻止するために乗り込んだアカデミー賞授賞式がたまらんっ!
1、2作目にも登場したアル・ヤンコビック、ラクエル・ウェルチ、実在の司会者フィル・ドナヒューやその他にも有名俳優がカメオ出演してる豪華さ。監督賞ではスピルバーグ、スパイク・リー、リチャード・アッテンボローといった名前も登場するが、特にアッテンボローは冒頭のパロディ『ジュラシック・パーク』、『大脱走』にも絡んでいるだけに嬉しくなってくる。他にもエリオット・グールド、体操選手のメアリー・ルー・レットン等々。
シリーズ通して、エンドロールではキャストが最後に登場するようにスタッフ思いのところを見せているし、台詞の無いエキストラにも気を使っている。今回はやむなくカットされた俳優の名前もクレジットされており、その中には大御所マーロン・ブランドがドン・コルリオーネ役として挙がっていました。カットされなかったら『ゴッドファーザー』のパロディも加わっていたに違いない。
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