ローマの奴隷市場

劇場公開日:

解説

史上有名なファビオラの物語をデュッチオ・テッサーリとステファノ・ストルッチが脚本化したものを、ドイツ映画会のヌンツィオ・マラソンマが監督した歴史劇。撮影担当はセチリオ・パニアガ。音楽はフランチェスコ・ラヴァニーノの担当。出演するのはロンダ・フレミングとその夫のラング・ジェフリーズなど。製作はパオロ・モッファ。

1961年製作/アメリカ
原題または英題:Revolt of the Slaves
配給:ユナイテッド・アーチスツ映画
劇場公開日:1961年12月27日

あらすじ

西暦300年。マクシミリアン皇帝時代のローマ。圧政に苦しむ人民は国法を犯してキリスト教に次々と帰依していった。秘密警察のコルビノは教徒を捕らえて迫害を続けていたが、信徒の数はますます増えていた。ローマ一の富豪の娘クローディア(ロンダ・フレミング)は奴隷のヴィデオ(ラング・ジェフリーズ)に心ひかれていたが彼がキリスト教徒と知って驚いた。ある夜ヴィデオたちに危機を知らそうと集会所へ駆けつけたクローディアはコルビノに捕らえられてしまった。しかし彼女はヴィデオの活躍でようやく牢獄を脱出し、皇帝に直訴して財産を取り返した。大競技場でキリスト教徒が大量虐殺される日、ヴィデオたちは地下道から競技場になだれ込んだ。しかしライオンに食い殺され、十字架にかけられ、教徒は次々と死んでいった。今はこれまで固く抱き合ったクローディアとヴィデオだったが、観衆の中から恩赦の叫びが上がり教徒たちの命は助けられた。

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映画レビュー

5.0あらすじに書かれた内容は間違っている

2025年5月29日
PCから投稿

途中がずいぶんと省略されているのはよいとして最後。
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しかしライオンに食い殺され、十字架にかけられ、教徒は次々と死んでいった。今はこれまで固く抱き合ったクローディアとヴィデオだったが、観衆の中から恩赦の叫びが上がり教徒たちの命は助けられた。
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これの内容がまったく違っている。映画を見ないで書いている。ちゃんと映画を見たうえで書くべきではないか?

最後は、教徒たちが競技場に集められる。だがライオンに食い殺される場面はないし、十字架に架けられるわけでもない。そもそもクローディアは教徒ではないので、処刑の対象ではない。

最後の場面は次の通り。

教徒が一人ずつ、競技場の真ん中に走らされ、それを兵士が投げ槍で殺していく。だがクローディアの従姉妹のアグニスの番になり、アグニスは膝まづぃて神に祈る。すると兵士は槍を投げることを躊躇する。そしてローマ市民の観客の中から、処刑に反対する声が沸き上がる。

なお競技場の中でクローディアがライオンの檻を開け、ライオンがローマ兵を襲撃する場面はある。

本作当時、クローディア役のロンダ・フレミングとヴィビオ役のラング・ジェフリーズは夫婦である。ロンダの六回の結婚のうち、三回目の夫。

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勅使河原五右衛門