恋慕やつれ

解説

有名な俗曲「可愛いロージー・オグラディー」にヒントを得てハリー・O・ホイト氏が書き下ろした原作に沿ってフランク・R・ソトレイヤー氏が監督した叙情劇で主役には「卑怯者」「頭痛鉢巻」等出演のシャーリー・メイスン嬢が扮し、「処女時代」「突貫急行」等出演のカレン・ランディス氏が相手役を勤め、ている。アリン・ウォレン氏とウィリアム・コンクリン氏とが重要な役を演じているほかデュエイン・トンプソン嬢、ヘレン・ダンバー嬢等も出演している。

1926年製作/69分/アメリカ
原題または英題:Sweet Roseie O'Grady

ストーリー

ユダヤ人の質商ベン・シャピロとアイルランド人の警官ジム・ブラディーとは仲良しの敵同士だった。ある朝ジムは巡回中のベンの店の戸口にバスケットがあるのを発見した。中には笑っている嬰児にベン小父さんいご養育をお願いします帰らぬ旅に赴く母よりという遺書があった。そこでベンがその女児の養父となった。そして通りかかった手風琴弾きが流して行った可愛いロージー・オグラディーの歌に因み、一つにはジムの故国の名誉のために女児はロージー・オグラディーと名付けられた。成人したロージーはベンとジムとの掌中の珠だった。ある日彼女は路上で金持ちらしい青年が悪漢に襲われているのを救いベンと二人で質店の中に連れて来てロージーは深切に介抱した。青年はヴィクター・マッケードという男でロージーは始めて男恋しの想いを抱いた。翌日ヴィクターは運転手の制服を借着してロージーを散策に誘いに来た。彼女は道化の着物を着ていたのでヴィクターは着物を借りてやるといって自分の家を訪問し、彼が手間取っている間に折柄貧乏ごっこをしていたヴィクターの妹ミュリエル等によってロージーはその衣装をすべて一等賞を与えられた。彼女は怒って逃げ帰るとベンとジムとは彼女に加えられた侮辱に就いてお互いに口論し始め結局第二の養父ジムがロージーを当分引き取ることになった。その翌日ヴィクターはベンを訪れてロージーに結婚を申し込んで彼女をジムの部屋から抱え出して自動車で逃げ、結婚してしまった。

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