レースに賭ける男

劇場公開日:

解説

アレキサンドル・リチャードの脚本をポール・ヘルミックが監督したカー・レース映画。撮影はジョセフ・ブラン、音楽はウォルター・グリーン。出演者は「海賊島の秘密」のロリー・カルホーン、コニー・ハインズ、アラン・ヘール、ジョン・ジェントリなど。製作はJ・フランシス・ホワイト。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:Thunder in Carolina
配給:新外映画
劇場公開日:1963年5月16日

ストーリー

ミッチ・クーパー(ロリー・カルホーン)は自動車運転の技術を修得して、世界的オートレース(乗用車レース)の選手になった。彼はこの前のレースで事故を起こし足にギブスをはめていた。その不自由な体のまま破損した車を牽引車で引いて旧友に援助してもらうために、彼がもと経営していたガレージにやって来た。が、そこに彼の友達はいなく、新しい経営者レス・ヨークと美しい妻リネ(コニー・ハインズ)がいた。ミッチが自動車競争のレコード保持者であることを知ったレスは、心よく彼の申し出を受け入れた。そしてレスは妻の反対を押し切って、ミッチに自動車競争のコーチを受けることにした。ドライバーたちにとって、この有名な「サザーン」500里レースに出場することは宿願だった。ミッチとレスは曲がりくねった山路のコース、そして競技場へと練習に励み、来る日に備えた。いよいよレース日が近づいた。ミッチはレスを励ましながらリネの反対を押し切って、レースの開催されるダーリントンへ行った。レースのパトロン・ライカートの主催するパーティーが催され酒に酔ったレスはささいなことから妻とミッチの間を疑い始め、ミッチとけんか別れしてしまった。ついにレース大会の当日がやってきた。競争は10万人の観衆の前ではなばなしく行われた。レスと別れたミッチは、ライカートの頼みで彼の車を操縦することになり、最後までレスと1、2位を争ったが、ついに彼に勝ちをゆずった。誤解のとけたレスと妻のルネは和解し、ミッチはレースで破損した車を引きながら、また新しい世界を訪ね立ち去っていった。

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