ラッキイ・ドッグ

解説

「僕の武勇伝」「都会の世紀末」出演のチャールズ・チック・セールが老役でなしに出演する映画で、「ニューヨークの歩道」のザイオン・マイヤースが原作監督した。脚本はローランド・アッシャーが書き、「突貫赤ん坊」「活動屋往来」のジェローム・アッシュが撮影した。助演者はトム・オブライエン、ハリー・ホールマン等である。

1933年製作/アメリカ
原題または英題:Lucky Dog

ストーリー

ウィルソンは愛妻グレースと愛犬パスターと共に幸福な愛の巣を営んでいた。しかし虚栄心の強いグレースの歓心を買うために、彼は贅沢な生活を続けねばならなかった。結果は積もる借財に家屋敷も人手に渡る羽目となった。これを知ったグレースは無情にも夫を棄てて家出した。同時にウィルソンはある不正行為の廉によって投獄された。今まで親しかった人々も彼を嘲った。ただ愛犬パスターだけは彼を慕って、引かれ行く主人に別れを惜しんだ。主人を失ったパスターは宿無し犬となり、ごみ箱を渡り歩く境涯となった。やがて放免となったウィルソンは今は唯一の親友とも言うべきパスターの行方を訪ね歩いた。そしてパスター同様食べるものもなくなった彼は、ひもじさのあまり店先から一片のパンを盗んだ、発見され追われて薄暗い路地に迷い込んだ彼に、一匹の犬が吠えかかった。切羽詰まったウィルソンは手に触れたハンマーでその犬を殴り倒した。その剣幕に追跡して来た男も逃げ去った。倒された犬こそはパスターだった。驚いたウィルソンは医師の許にパスターを伴った。パスターが快癒した後、ウィルソンは叔母さんの許で、パスターを好伴侶に平和な日を迎えた。

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