夜の鍵

解説

「透明光線」「大鴉」のボリス・カーロフが主演する映画で、ウィリアム・ピーアスの原作をトリストラム・タッパーとジョン・C・モフィットとが協力脚色に、「踊る海賊(1936)」「クカラチャ」のロイド・コリガンが監督に任じ、「透明光線」「少年G戦線」のジョージ・ロビンソンが撮影した。助演者は「ジャズと艦隊」「ベンガルの虎」のJ・ウォーレン・ハル、「スタア行進曲」のジーン・ロジャース、「殺人都市」のアラン・バクスター、「コリーン」のホバート・カヴァナ、「明朗色時代」のサミュエル・S・ハインズ、デイヴィッド・オリヴァー等である。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:Night Key

ストーリー

デイヴィッド・マロリイは彼の発明した盗難防備装置を協同者レンジャーに横取りされ、二十年間不運な日を送って来たが、苦心を重ねて前にも勝る新装置を完成した。しかし彼は資金も無くなお彼の眼は失明に近い程病が昇進している。止むなく彼は恨みを忘れて再びレンジャーに相談した。奸智に長けたレンジャーはまたこの発明を横取りする。マロリイは二度までも騙された復讐を決心し、レンジャー装置の盗難防備器を無能ならしむる機械を作りレンジャー式防備器を装置している各商店に忍び込み、小泥棒ペティ・ルーイの助けを借りて、片っ端から錠を破壊し品物は盗まずただレンジャーの鼻を明かしてやった。この仕事はマロリイのやったことと判ったが、レンジャーは表沙汰にしては自分の悪徳がばれるのを恐れ雇員ジミイとマイクをマロリイ捕縛に向かわせた。その内に世論が湧き立ち新聞は盛んに書立てるようになると、この機械を悪用せんとするギャングが現れた。頭目はキッドを言いABC運送店の倉庫を根城に先ずペティ・ルーイを脅してマロリイを誘拐し、彼を強要して機械を手に入れ宝石店を襲ったが、マロリイの機智に謀られて失敗する。そこで今度は彼の娘ジョーンを誘拐して再び機械制作を命じた。ペティ・ルーイの暗号書置で彼らの所在をしったジミイは単独ABC運送店に乗り込んだ。マロリイはペティと協力して科学応用の脱走器を作りまんまと逃げ出したが、ギャングの銃弾に倒れたペティを抱いてマロリイが窮している時ちょうど飛び込んできたジミイに助けられる。マロリイが更にギャングの仕事を探知し見事彼らを捕縛し、ジミイはジョーンを愛するようになり、マロリイはレンジャーを譲歩せしめて防備器の権利を手に入れた。

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