夢の街

解説

「散り行く花」の原作者トーマス・バークの小品なる「支那街のジナ」Gina of Chinatownおよび「ラムプの信号」The Sign of the Lampの2つを基として、ローイ・シンクレアーが脚色し、ローズ・スミス、ジェームズ・スミスが撮影台本を作り、D・W・グリフィスが自ら監督して製作した映画で、主役は「勇士の血」「愛の花」など出演のカロール・デムスターである。撮影技師はピッツァーではなくて、ヘンドリック・サルトフである。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:Dream Street

ストーリー

ロンドンのライム・ハウス附近は人生の醜い半面の縮図である。この卑しい踊り場のダンサーなるジプシー・フェアーはある兄弟に恋せられていた。兄のスパイクは唱う声の美しさに娘を魅し、鉄拳の力強さに競争者を挫ぐという強の者、弟のビリーは兄の唱う歌を作る弱々しい内気な青年であった。ジプシーはワンという中国人からも恋されたが、ワンは彼女にしりぞけられて憤り復讐しようと企てる。ワンの手下はビリーを襲い、彼は正当防衛で相手を撃つ。兄はその罪を身に引き受けてジプシーの家に隠れたが、ワンはジプシーが彼を裏切ったように見せて警官の手に渡す。公判の日ビリーは事実を告白したので兄弟はともに放免され、ビリーは歌が売れて金持ちとなり、スパイクはジプシーと結婚して唱い手と踊女として共稼ぎをすることになる。

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