劇場公開日 1981年12月21日

「昭和21年版を先に観ましょう」郵便配達は二度ベルを鳴らす 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0昭和21年版を先に観ましょう

2024年10月6日
PCから投稿

ジャックの旦那の犯罪映画と言えば中華街と比較してしまいますが、同様にフィルムノワール的ではあるもののあちらの方が洗練度が遥かに上なのは監督の腕の差でしょうね。

とはいいつつも、悪くはありません。演出よりも役者の演技を観る作品でしょう。
途中、原作を読まないと真意がわからないような謎のシーンも散在しますが、フィルムノワールとしてはまずまずの成果でしょう。

原作の最終面が省かれています。昭和21年版では最後まで描かれていますが。
昭和21年版の方が名作の誉れ高いです

犯罪小説として一定の評価を得ていますが、この題名何とかなりませんかね。
命名の由来を読みましたが、作者の独りよがり、若しくは読者のこじつけでしかありません。
こんなんでよく出版社がOK出しましたね、と思ったら当時10社以上から相手にされなかったそうです。

越後屋