「終わり方が…」郵便配達は二度ベルを鳴らす みるさんの映画レビュー(感想・評価)
終わり方が…
「郵便配達は二度ベルを鳴らす(1943)」「郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946)」を見たので本作も視聴。
本作は全体的には良かったのですが、良いところと悪いところがあります。
まず良いところはジャック・ニコルソンとジェシカ・ラングの二人。この二人の演技は過去の同名映画の中ではずば抜けています。
本当に素晴らしいです。
悪いところは「郵便配達は二度ベルを鳴らす」は一人の若い妻が年の離れた夫より若い男を選ぶという話なのですが、ジャック・ニコルソンが40~50歳に見えるという点。
どうしてもジャック・ニコルソンをこの映画に出すのには青年役ではなく、老夫役にした方が自然だったと思います。それか大胆にもジャック・ニコルソンはそのままで老夫役を若くするとか。
この映画の場合ではジャック・ニコルソンと夫がだいたい同じ年齢に見えて対比になっていません。
あとラストシーンは原作ではもうちょっと先があります。
特に1946年版ではタイトルがどうして「郵便配達は二度ベルを鳴らす」なのか主人公の口から説明もされます。
本作のラストシーンを見て「え!?」と思った人は1946年版も視聴した方がいいです。
スッキリします。
あとこの映画に影響を受けて作られた1992年の日本の映画「死んでもいい」は超名作です。本作が気に入った人は必ず見た方がいいです。本作を魔改造しまくっていて度肝を抜かれます。特に本作のラストシーンに気に入らなかった人は見てください。
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