勇気ある卑怯者

解説

「櫻の光」などに続いてハウォース会社が製作した早川雪洲劇で、ウィリアム・ウォーシントンの監督によったもの。青木鶴子、ジョージ・ハーナンデス、フランシス・マクドナルドらの共演である。

1919年製作/アメリカ
原題または英題:The Courageous Coward

ストーリー

米国で生まれた日本人スキはタンギという保護者から教育を受けた。タンギの姪のレイが日本から来た。彼女とスキとは恋仲になるが、スキが東部の大学へ勉強に行った後、レイは彼が美しい米国婦人と一緒に撮っている写真を見て、かかるタイプの婦人が好きなのだろうと、彼女は米国式に装おうとした。桑港中国街の頭分カービーの息子のトムはここにつけ込んで彼女に煙草を喫ったりダンスをしたりすることを教えた。桑港へ帰ってこれを見、彼女がトムを愛していると誤解してしまう。大学で法律を学んだスキはカービーに薦められて検事補となり、マイクという男を殺したスリックという賭博者を取り調べることになった。公判の最中スキは急に沈黙したので、人々は彼を正義に対する卑怯者と罵った。しかし彼が沈黙したのはカービーの息子トムが真犯人であるのを知ったがためである。結局トムの自白によって事件が解決し、スキとレイとの仲も昔に返る。

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