猛虎ターザン

解説

エドガー・ライス・バロウズ作のターザン章の1つを映画化したもので、サイレント末期に製作されたサウンド版である。脚色はアイアン・マクロスキー・ヒースで、監督には連続映画に経験深いヘンリー・マックレイが当たり、出演者はフランク・メリル、ナタリー・キングストン、アル・ファーガソン、シェルドン・ルイス、クライヴ・モーガン等である。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:Tarzan, The Tiger

ストーリー

わけあってアフリカ奥地に育ったターザンは恋する女と共に母国の英国に帰り結婚してグレイストック伯爵となり大邸宅に暮らすうち財政困難を生じ貴族としての対面を維持すること実束無くなった。思案の末ターザンは、昔アフリカの奥地に莫大なる宝石を埋蔵してあることを思い起こしこれを得て家計の再興を計ろうと決意した。かくて夫婦相伴いアフリカへ出発しようとするとき、アルバート・ワーパアと言う腹黒い友人の情を受け入れて、3人でアフリカへ到着した。ワーパアは最初からターザンの目指す宝石を己が奪わんと機を狙っていたので、到着後1人の原住民と申し合わせ、種種悪計を企んだ。一方ターザンはその後懸命に宝石の在所を捜索中たびたび猛獣の襲撃を受けたが、勇敢なる彼はその都度鮮やかに撃退した。ある日ターザンは単独外出中家に残った夫人ジェーンはワーパアのために誘拐された。同時にターザンはオペール寺院で金塊や宝石を発見した。ワーパアはたちまちこれを奪わんとしてついにターザンと数々の争闘を演じたが、ついにターザンの勇勝り見事宝石を全部手にいれて英国へ帰った。

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