明暗を辿る女

解説

「永遠の世界」等に一寸出たドロレス・キャッシネリ嬢が主演したパテー・カリュー映画で、フィニス・フォックス氏の原作脚色、「熱血の大河」等同様エドウィン・カリュー氏自身が監督したもの。

1920年製作／アメリカ
原題または英題：The Web of Deceit

ストーリー

悪人の情婦であるワンダはある家で金庫破りの仕事の最中、其家の行方不明の娘の噂話をきいたが、其後自分の母と妹を訪れた時、妹のルシルは実は従妹で妹は金持の軍人それは丁度ワンダが仕事をした家の娘である事を母から聞いた。彼女はルシルとの酷似を利用し早速其家に乗込み斯くて仮の父の溺愛をうけ贅沢な日を送った。何も知らぬルシルが友人から今は令嬢たるワンダとの酷似を語られたがもとで、ワンダの謀計は破れた。そして正しい心のルシルに幸福が訪れた。