無鉄砲一番乗

解説

「大暴れギブソン」「蛮男ギブソン」等と同じくフート・ギブスン氏主演西部劇で、ピーター・B・カイン氏が書卸した物語をイサドア・バーンスタイン氏が修訂し、アーサー・スタッター氏が脚色し、「蛮男ギブソン」と同じくデル・アンドリュース氏が監督したもの。ギブソン氏の相手役には「ある男の一生」「雨製造者」等出演のジョージア・ヘール嬢が選ばれて勤め、フランク・ハグニー氏、ウィリアム・スラトウス氏、ハリー・トッド氏等が助演する。

1928年製作/アメリカ
原題:The Rawhide Kid

ストーリー

ジェー・フランシス・ジャクソンはユター州の小さな町ジャックソンヴィルの一番の有方家だった。ある日ユダヤ人のシルヴァーバーグという老人が娘ジェシカと二人でこの町に行商に来てジャックソン輩下の者に散々虐められ、その揚句町から放遂されて了った。路頭に迷った親子二人は途中義侠心に富んだカウボーイのデニス・オハラに助けられ再びジャックソンヴィルに帰り、早速儲け仕事に取かかった。デニスはジャックソンと賭博をしてインチキにかけられ素寒貧になって牧場に働くことになった。一方シルヴァーバーグの勢力が加わるにつけ、ジャックソンは彼を眼の上の瘤として排斥することを企てた。その手段としてジャックソンは競馬に負けた者はジャックソンヴィルを退去することという條件付の競馬を提議した。デニス・オハラはジェシカに恋していたので、彼女の父を助けるために騎手となって、シルヴァーバークに勝たしめた。自縄自縛の憂目を見てジャックソンはすごすごと町を出て行った。かくて平和はこの町を訪れたのである。

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