ミネソタの娘のレビュー・感想・評価
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明朗闊達なロマンティック・コメディの傑作だ。
スウェーデン系の農家の娘が、持ち前の才知を発揮して、下院議員を目指すロマンティック・コメディ。主人公は、政界の実力者である女性に見込まれ、その息子である下院議員と恋に落ちる。
全編を通じて、明朗闊達なコメディだ。無茶な展開が多いのもご愛嬌。このため、愛国心と民主主義というメッセージを感じることも出来るが、それを気にせずとも、最後まで楽しく鑑賞できる。
ロレッタ・ヤングが、まっすぐな才知を持ち、スキャンダルも乗り越える主人公を、魅力的に演じている。理想主義に過ぎる話だという方もいるかも。しかし、本作が持つ純朴な面白さは、色あせてないと思う。
上昇志向の女性が政界を目指す話だが、一貫して喜劇に徹している。第二次世界大戦の勝利に沸いた、公開当時(1947年)の米国を反映してるのかな。明るい希望にあふれた、ロマンティック・コメディの傑作だ。
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