大いなる勇者のレビュー・感想・評価
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歳を経てみると、深い作品。
1975年、6年頃しゃれたシティ派のポラックとレットフォードの作品に魅せられていた流れで、街の小さなリバイバル館で見た覚えが有るが、思い入れてたモノとは程遠く、ドキュメンタリーに近い作風が退屈だった時間としての記憶しか無かったが、60を過ぎた今機会を得て観るに、作品造りの深さが心深く染みる。
それはまるで「旅」をするがごとく、話が進む程に面白さが厚みをまして行く、正に劇場の椅子に深く腰を落ち着けしっくりと堪能すべき作品、その場その瞬間を楽しみにする方には、不向きの作風。
何が起きたか?何が起きているか?の説明が台詞、テロップ等で一切無い!
スクリーン(画面)から読み取るしか無い!
これぞ、映画本来の醍醐味でわないだろうか?
中休憩を挟み、思う果たして私は此のような覚悟をもって生きてきただろうか?
この先生きて行く上で、どれ程の覚悟をもっているだろうか?
っと、一人の男の生きざまのドラマでは有るが、いつの時代の誰もが構え持たねばならない心の強さ、サバイブして行く力を描いた作品じゃないだろうか?
原題はは、主人公の名前、「大いなる勇者」っと言うタイトルは、観賞後は、?っと思う
主人公は、人生の山谷を行く鑑賞者でも有るのだから。
っと私は読んだ。
ワイルドなロバートレッドフォード
ロバートレッドフォード扮するジェレマイアジョンソンは、山にあこがれてやって来た。雪山で狩りをしながらひとり過ごそうなんて信じられないよね。ところが似たような人もいると言う事だな。言葉の通じないインディアンらともたくましく交流していく。さらには戦いながら生きる。ロバートレッドフォードのワイルドな姿は初めて見たね。
深い山々をさすらい続ける男の生き様
こんな映画は初めて。淡々と山で強かに生きる男の物語。
クロウ族に妻と引き取った少年を殺され、その復讐をし、さらに
クロウ族からの復讐を受け続け、戦い続ける主人公。
淡々とした映像に、岩のように強い男の生き様を見る。
先住民
大いなる自然、先住民、略奪と虐殺。映画からだけでは想像しか出来ないが、白人と先住民たちとの確執が上手く表現されていなかった。丁度、発表された時期が西部劇における先住民を考える転換期であったことから、扱いが微妙なのだろうなぁ。
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