「残念なアメリカン・ニューシネマ」暴力脱獄 ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)
残念なアメリカン・ニューシネマ
ポール・ニューマン主演のアメリカン・ニューシネマということで鑑賞しました。特に盛り上がりのない展開と静かすぎる演出、時代に流されてしまったかのようなクライマックス…少し残念でした。きっと宗教が絡んでいたからかもしれません。
神を信じない男が、厳しい状況に直面しつつも、その信念を貫き通す姿をひたすら追います。刑務所の囚人たちが次第に心を開いていく様が微笑ましく、その点ジョージ・ケネディというキャスティングは見事ですね。
同じ日々の繰り返し、懲罰小屋で味わう苦痛。シーンごとの描写が息苦しい分、彼らの奮闘する姿に安堵しました。教会をあのように使ったのが、また意外で新鮮味はありました。
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