北西騎兵連隊

劇場公開日:

解説

カナダの辺境を守る北西騎馬警官隊とインディアンとの戦いを、兄弟愛を織りまぜて描く西部劇。「カンサス大平原」のダニエル・B・ウルマンのオリジナル・シナリオを「第七機動部隊」のレスリー・セランダーが監督。撮影は「カンサス大平原」のハリー・ニューマン、音楽は「シカゴ特別非常線」のポール・ダンラップ。製作は「駅馬車(1939)」「私は死にたくない」のウォルター・ウェンジャー。出演者は「口紅殺人事件」のジェームズ・クレイグ、「第七機動部隊」のキース・ラーセン、「肉体のすきま風」のリタ・モレノなど。

1953年製作/アメリカ
原題または英題:Fort Vengeance
配給:アライド・アーチスツ
劇場公開日:1962年10月21日

ストーリー

いかさま賭博に手を出して人を傷つけダコタの町を追われた弟キャリー(キース・ラーセン)のためにまじめな兄ディック(ジェームズ・クレイグ)は一緒にカナダ国境へ逃げた。森でスー族に寝込みを襲われた時、弟は兄の止めるのも聞かず1人を拳銃で射った。北西騎馬警官隊の西部司令部がある“復讐の砦”に到着した兄弟は兵力不足の隊に入隊を許可された。砦近くの雑貨商の娘ブリジット(リタ・モレノ)は隊員の人気者だった。リトル・ビック・ホーンでカスター将軍率いる第七騎兵隊がスー族の酋長シティング・ブルに全滅され、カナダ領へ逃げこんだという重大なニュースが舞い込んだ。平和主義者のクロウフット酋長の所に身を寄せたブルはクロウフットにそむいて白人と大戦争を起こすため部下を集めた。逃げる男を単身追ったディックはクロウフットの砦に隠れていたスー族を捕らえた。犯人は裁判の後絞首刑になったがクロウフットはブルの煽動にもかかわらず裁判の正当さを認めていた。兵舎でいかさまポーカーをして男を下げたキャリーはインディアンが大切に隠している毛皮を悪賢い猟師ルボックが横取りするのを見て彼を脅して山分けにした。クロウフットの息子イーグル・ハートから毛皮の盗難届けをうけた隊長は兄弟に協力を求めた。動揺したキャリーは単身ルボック逮捕に向かったが、イーグル・ハートは既にルボックを捕らえていたので彼は森へ逃れた。誤解した同僚はイーグル・ハートを逮捕した。弟思いのディックは森へ分け入って弟の口から真相を知り、涙をのんで逮捕しようとした。キャリーが拳銃を構えた時、以前兄を殺されたインディアンの矢が彼の胸に命中した。裁判でイーグル・ハートの死刑が宣告されるとさすがのクロウフットも白人との戦いを決意し大軍を率いて“復讐の砦”に向かった。その時キャリーの死体を馬に乗せたディックが力なく帰ってきた。彼の口から真相を知った隊長は、イーグル・ハートを釈放し、クロウフットは白人の正義をたたえてカナダの平和を大声で宣言した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く