ブラウンの新兵さん

解説

「ブラウンの怪投手」「千両役者」と同じくジョー・E・ブラウン主演喜劇で、フレッド・トンプソン、ジャック・ドナヒュウ合作の舞台劇によって「カリアンテ」「小さい親分」と同じくジェリー・ウォルドとジュリアス・エプスタインとが協力脚色し、「カリアンテ」「シスコ・キッド(1935)」ロイド・ベーコンが監督にあたり、「化石の森」「海行かば(1935)」のソル・ポリートが撮影した。助演者は「泥酔夢」のジョーン・ブロンデル、新人のビヴァリー・ロバーツ、「一対二」のエリック・ブローア、「カリアンテ」のウイニフレッド・ショウ、「無限の青空」のクレイグ・レイノルヅ、ジョセフ・キング、ロバート・バラット、G・P・ハントリー・ジュニア等

1936年製作/アメリカ
原題または英題:Sons O' Guns

ストーリー

世界大戦にアメリカが参加した時、ブロードウェイの喜劇役者ジミーは戦争が嫌いなので、許婚のメリーやその父ハーパー大佐の勧めにもかかわらず、なかなか義勇軍に加わろうとしなかった。ところが一座のバーニスという女優が彼を追い回し始めたので、ジミーは彼女から逃げ回っている中、出征軍人の隊列へまぎれこんでとうとうフランスへ渡ってしまった。戦線近くのある村で彼は宿屋の亭主ピエールの継娘イヴォンヌと親しくなる。以前ジミーの召使だったホブスンは今は主人より上の曹長になっている。戦線へハーバー大佐とメリーがジミーを訪れたが、メリーはもう他の男を思っている。しかし彼もその頃イヴォンヌと恋仲なので一向平気だった。ある時彼はイヴォンヌの家で何気なく飼鳩を逃がしてやったところ、それを秘かにドイツ軍お間諜を務めているピエールが暗号を付けた鳩だったのでジミーは逮捕される。しかし途中巧みに逃走した彼はいつのまにかドイツの陣営へ迷い込んだが、例の調子で敵兵と親しくなり、敵の油断を見て機関銃を分捕ってしまう。そこで味方の勝利となったが、今度こそ銃殺だと覚悟しているジミーにフランスの司令官は彼の功績を讃えるのだった。戦争が終わってジミーは愛するイヴォンヌと一緒にフランスに住むことになった。

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