不時着結婚

劇場公開日:

解説

「煌めく銀星」の脚色者カール・タンバーグがロバート・カースンの小説より脚色し、自ら製作に当たったランパート・プロダクション作品で、「ミネソタの娘」のH・C・ポッタアが監督、「彼と人魚」のラッセル・メテイが撮影、ダニエル・アンフィシアトロフが音楽を担当した。1948年度作品。「失恋4人男」のジョーン・フォンテーン、「出獄」のジェームズ・スチュアートが主演し、エディ・アルバート、「フィラデルフィア物語」のローランド・ヤング、「風を起す女」のウィラード・パーカー、「ステート・フェア(1945)」のパーシー・キルブライド、「三十四丁目の奇跡(1947)」のポーター・ホール等が助演している。

1948年製作/アメリカ
原題または英題:You Gotta Stay Happy
配給:セントラル
劇場公開日:1950年10月17日

ストーリー

復員航空兵のマーヴィン・ペインは戦友達と払い下げ輸送機で、小規模な航空会社を設立し、自ら操縦し、大陸横断輸送をやっていたが、ニューヨークのホテルで隣室に泊まっていた新婚のディディ・ディルウッドが新郎のラルフを嫌って自分の部屋に逃げこんできたのをそのままかくまってやった。彼女は百万長者の遺産相続人だったが、マーヴィンはそれとは知らず、彼女を都会生活にあこがれて早まった結婚をした田舎娘だと思い、自分の仲間のブレットの手をかりて、ホテルから飛行場につれて行った。マーヴィンの輸送機は荷物のほかに託送の黒猩々とディディのほかに新婚夫婦と中年の男をのせて西に飛んだ。中年の男はキャスロンという公金拐帯犯人だったことが、シカゴに着いたときわかり、マーヴィンはディディがその仲間と再び勘ちがいをし、彼女に好意を寄せる彼は官憲の手から守ろうとして暴風雨の中を無理に飛んだため燃料が切れて畠に不時着する。飛行機に乗っていた一同は子沢山の農夫ラックネルの癒えに厄介になり、その夜ディディは自分の理想の夫こそマーヴィンであることを発見する。しかし、彼女が百万長者と知ったとき独立心のつよいマーヴィンは逆につめたくなる。燃料を補給して基地までたどりついたマーヴィンはペイン航空会社の解散を宣言するが、やはりディディが思いきれず、彼女の愛と資本の援助をうけいれなければならなかった。

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映画レビュー

4.5ジョーン・フォンテインがキュート

2022年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジョーン・フォンテインがキュートで、物語もお気楽コメディで楽しくて、観ている間は顔がニマニマしてしまった(笑)

主演はジョーン・フォンテインとジェームズ・スチュアートだが、2人のそばにいるエディ・アルバートが楽しい雰囲気を盛り上げてくれるのは流石!
あの名作『ローマの休日』も同様だが、こうしたロマンティック恋愛コメディ映画において、エディ・アルバートの存在は大きい。気分が楽しくなる。

大富豪の令嬢(ジョーン・フォンテイン)は、これまでも多くの男性と結婚しそうになったが、なかなか結婚に踏み切れない。しかし、周囲から勧められ、令嬢自身も「26歳はオールドミスかしら…」と言っているが28歳。
若尾文子の出ている大映映画などでは「オールドミス」というセリフはよく聞くが、アメリカ映画の字幕で出るのは久しぶりかも…。

そんな令嬢が、とうとう、ある男と結婚したものの「やっぱり愛していない…」と夫から逃れて、ホテルの隣の部屋に匿ってもらうのだが、その部屋に泊まっていたのがマーヴィン(ジェームズ・スチュアート)。
もう、これだけで先は見える感じがする…(笑)

ジェームズ・スチュアートは飛行機の操縦士であり会社社長だが、経営は苦しい。その副操縦士がエディ・アルバート。素敵なコンビ。
その2人が操縦する飛行機は貨物用だが、ジョーン・フォンテインほか何人かが乗り込んでニューヨークから飛び立つのだが……という流れ。

久しぶりに「平日、会社から帰宅後の1本」を観たが、こういう素敵なロマンス・コメディ映画を観ると元気が出る気がする。
楽しい映画を観ると幸せ…(^^)v

(※)個人的に好みの映画なので、評点は高め…(笑)

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たいちぃ