秘境の情熱

劇場公開日:

解説

ジグムント・スリストラフスキーが「裸のアマゾン」につづいて製作、監督、脚本を担当したジャングル映画。撮影はアレクサンダー・オーバン、音楽はエンリコ・シモネッティが担当。出演は「三銃士(1948)」のジョン・サットン、この映画のために特に選ばれた映画初出演のドイツ生まれジーナ・アルバート、スリストラフスキーがリチャード・オリザーの名で出ている。他にブラジル俳優のセレネエ・コスタ、ユージェニオ・カルロス等。

1958年製作/アメリカ
原題または英題:Passion of the Wilderness
配給:大映
劇場公開日:1959年12月15日

ストーリー

アメリカ人の探検旅行記作家ジョン・モーガン(ジョン・サットン)は、ブラジル旅行記を書くために原地を体験しようとリオ・デ・ジャネイロに行き、ブラジルの探検家ピーター・ブレック(リチャード・オリザー)をたずねた。ブラジルの奥地を歩くには是非とも彼の協力が必要だった。しかし、誰も彼の居所を知らなかった。ジョンはホテルでアン(ジーナ・アルバート)という美女にめぐり会った。彼女はピーターのところに彼を案内するといった。ピーターはブラジルの奥地にいた。彼はそこから2000マイル先のアマゾン上流に行くところで、2人をジャンゴデロ族の漁村まで案内することになった。アンはジョンの秘書として同行した。ジャンゴデロ族は迷信深い種族で、ここに不思議な悲恋の物語が伝わっていた。ジョンはこれをさっそく書いた。ある日、ピーターが毒蛇に襲われ、ジョンの助けで一命を救われた。これが縁で2人をアマゾンの奥地まで連れて行くことにした。一行は水上機で河をさかのぼった。行手にはワニ、猛魚ピラニア、毒グモと数々の障害がまっていた。ピーターは2人の難を救うため、いつも大活躍をした。3人は目指すインディアンの村に到着した。ある日、アンが河で水浴びをしていて、激流にのまれてしまった。そこへ狩から戻ったピーターが彼女を救った。2人は固く抱きあった。これをみたジョンは嫉妬にかられ、2人は争った。そこにカメレオンが現れた。ジョンがリオに帰る日がきた。この土地にとどまるアンとピーターは、ジョンのカヌーを見送った。

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