爆破光線

解説

「黎明の丘(1937)」「テンプルの愛国者」のカレン・モーリーが新人ロバート・ボールドウィンと共演する映画で、コニングスビー・ドースンの原作を「山小屋の一夜」のドリス・アンダーソンと「黎明の丘(1937)」のドア・シャーリーが協力脚色し、「武士道華やかなりし頃」等を監督したロバート・G・ヴィニョーラが監督に当たり、ロバート・ピッタックが撮影した。助演者は「腕白時代」のキャサリン・アレクサンダー、「目撃者(1936)」のエドワード・チアネーリ、新顔のミリ・モンティ、ロイド・クレーン、「孔雀夫人(1936)」のオデット・マーティル等である。 戴冠式に特派された新聞記者デリック・ホルトは、英国の軍需品工場に不可解な爆破事件の起こったことを聞いた。彼はメリイという夫人に招待されて旅客機で行く途中、爆破の手掛かりを調査に向かう情報部員ビーチと知り合いになる。メリイの夫は不思議な事件のために行方不明になっている。ホルトは彼の書類を調べている内にその中にビーチの写真を発見する。モントリッツで発明家フランツ・ボルグの開いたパーティにホルトは探りに行った。それにはビーチも出席していたが、その夜失踪したメリイの夫は警視庁の役人であることが判って何者かに射殺されていたが、その凶器はホルトの銃であった。ビーチはホルトを警察の目から隠し彼女の使命を打ち明けた。彼女は爆破事件の犯人としてボルグを探っていたのである。ホルトはボルグを訪れ爆破光線の装置をした飛行機があるのを見たが、ボルグはこれを使って英国へ飛び戴冠式に乗じて英空軍を破壊するつもりだと述べ、ホルトを脅迫監禁して英国へ向かった。ビーチは官憲を連れて到着しホルトを助けて二人は直ぐ後を追った。ボルグはすでに爆弾二個を投下していたが、ロンドン上空で激しい空中戦が開かれ、ついにボルグの機は爆破された。こうして災禍は防がれ、ビーチとホルトは恋を囁く仲となる。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:The Girl from Scotland Yard

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