犯罪王

解説

「15処女街」「人妻日記」のクレア・トレヴァー、「ニューヨークの顔役」「テキサス決死隊(1936)」のロイド・ノーラン、「将軍暁に死す」「風雲児アドヴァース」のエイキム・タミロフ、「ローズ・ボール」のラリー・バスター・クラブ、「平原児」のヘレン・バージェス及びポーター・ホールが共演する映画で、ティファニー・セイヤーが書卸し、「爆破光線」のドリス・アンダーソンが脚色し、「黎明の丘(1937)」「ハリウッド大通り」のロバート・フローリーが監督に当たり、「楽天伯爵」のハリー・フィッシュベックが撮影した。助演は「セイルムの娘」のハーヴェイ・スティーブンス等である。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:King of Gamblers

ストーリー

スティーヴ・カルカスは暗黒街を支配する親分で、惨酷な男であった。彼は怪しげな賭博機械をあちこちの店に強制的に貸付け、その収入は日に一万ドルを下らなかった。彼はナイトクラブの歌姫ディキシイを愛しているが、ディキシイはふとしたことから飲んだくれの新聞記者ジムを愛するようになった。ディキシイにはジャッキーという親友があった。彼女はテムプルと秘密の恋仲である。テムプルはカルカスに昔の弱点を握られているので、止むなく彼の命に従って悪の生活をしていたが、ジャッキーのためにカルカスとの腐れ縁を切ろうと決心し、二人はハバナへ結婚の旅に出た。その頃ジムは社用でロンドンへ出張した。一時に二人に去られたディキシイは淋しさの余り、またジムが自分を本当に信じきれず、カルカスを悪人とも知らぬままに彼の世話を受け豪華なアパートに心淋しい生活をしていた。テムプルはハバナから帰るとカルカスを訪れ今後の関係を断つと宣言した。秘密暴露を恐れたカルカスは彼を秘密のエレベーターから突落して投身自殺と見せかけ、ジャッキーを誘拐する。彼女の行方を案じたディキシイは帰国したジムと一緒に、通知を受けて病院を駆けつけると同時にジャッキーは息を引き取った。ジムは彼女を殺した犯人を探索のため大活躍を始め、ついにカルカス一味の本拠を突いて大格闘の末、カルカスは秘密の昇降機から墜死する。二人の仇を報じたジムはディキシイと幸福な生活に入った。

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