ハリウッド・アルバム

劇場公開日:

解説

「ハリウッド玉手箱」「ハリウッド宝船」と同様、スター連総出演の顔見世ミュージカル・コメディで、パラマウント専属のクロスビー、ホープ、クーパー、ミランド、ラッド、スタンウィク、ゴダード、ラムーア、リザベス・スカット以下のスター、デミル、ライゼンら監督、脚本家のフランク・バトラーなどが登場する。「ロード・シリーズ」「ハリウッド宝船」のダニエル・デア製作になる1947年度作品で、「腰抜け二挺拳銃」のエドモンド・L・ハートマン、フランク・タシュリン、ロバート・L・ウェルチ、モンテ・ブライスの合作書下し脚本を、「森林警備隊」のジョージ・マーシャルが監督した。撮影はライオネル・リンドンとスチュアート・トンプソン、作曲と音楽監督はジョセフ・J・ライリイ。主演はステイジ・ショウ“オクラホマ”から映画初出演のメアリー・ハッチャーと、「氷上円舞曲」のオルガ・サン・ファン。デフォレスト・ケリー、「ジョルスン物語」のウィリアム・デマレスト、「南米珍道中」のフランク・フェイレン、フランク・ファアガスンらが助演する。

1947年製作/アメリカ
原題または英題:Variety Girl
配給:セントラル
劇場公開日:1951年2月20日

ストーリー

ハリウッドの慈善団体ヴァラエティ・クラブで養われた捨子のキャスリン・ブラウンは、18歳の今、憧れのハリウッドへやって来た。決められたホテルへ行くと、そこには既に、彼女の芸名アンバー・ラボンを名乗る金髪の女が部屋を占領していた。金髪は、キャスリンに同宿を提案した。一方、ヴァラエテイ・クラブの会長オコンネルは、今パラマウント撮影所長になっていたが、キャスリンがアンバーと名乗ってハリウッドへ来たことを聞きこみ、部下のタレント・スカウト(新人発見係)ボブ・カービーに彼女を探させた。金髪のアンバーが彼に会っている間、キャスリンはパラマウント撮影所で、ビング・クロスビーに歌のテストをしてもらうことになった。しかし彼女は誤ってオコンネルをプールの中へ突き落すという失態を演じたため、怒ったオコンネルは彼女をスタジオから追出してしまった。アンバーの方は、ウィリアム・ベンディクスと映画で共演することになったが、あまりの大根振りのため、オコンネルは彼女をスター総出演のヴァラエティ・クラブ・ショーにまわすことにした。しかし彼女は唄も歌えず、仕方なく口だけ開いて、舞台裏からキャスリンがマイクで声を送ることにした。いよいよアンバーの出番になった時、突然彼女はキャスリンこそ真のアンバーであることを告白した。フィナーレで、キャスリンとアンバーはスター連にとりまかれて舞台に昇った。それは2人に未来のスターを約束する前奏曲であった。

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