花嫁選手権
解説
「惨劇の波止場」「盗んだ結婚」のマリー・ドレッスラーと「恋愛放送局」「海行かば(1930)」のポリー・モーランが主演する映画で原作はウィラード・マックとビートリス・バンヤードの二人が組み立て並びに脚本を書いた。監督者は「俺は渡り鳥」「俺は名選手」のチャールズ・F・ライズナーで撮影者は「キートンの恋愛指南番」「キートンの決死隊」のレナード・スミス。助演者は「キートンのエキストラ」のアニタ・ペイジ、「速成成金」のサリー・アイラース、「妾は貴方のものなのよ」のバスター・コリヤー、「蹴球大学」のウクリアム・ベイクウェル、ルシアン・リトルフィールドその他である。
1931年製作/アメリカ
原題または英題:Reducing
ストーリー
マリーの夫は片田舎で貧しい郵便配達夫であるが、マリーの妹のポリーに呼ばれてマリー夫婦は娘のヴィヴィアンに二人の子供を連れてニューヨークに美容師の看板を掲げているポリーを訪れた。ポリーにはジョイスという娘がいる。彼女は田舎者の来訪を喜ばず、ことに彼女が愛してるジョニーの手前、彼等を非常に嫌がっていた。ポリーはマリーに美容術を仕込むべく努力するが、事毎にマリーは失態を演じてポリーの機嫌を損じた。ジョイスの恋人ジョニーはヴィヴィアンにあって以来、彼女の美貌に心を動かされ彼女を掌中のものとしようと勉めた。ヴィヴィアンもまた田舎の恋人トミーを忘れてジョイスに好意をよせた。これがますますポリーとマリーの家族の間に争いに種を蒔いたが、ジョイスは既にジョニーの子を宿していた。そしてマリーはジョイスから泣いて訴えられ二人の結婚に一肌ぬいだ。事情を知らぬポリーはマリーに怨みを抱いていたが、娘のジョイスから打ち明けられ、ポリーは早速マリーの許に駆けつけ今までの無礼を詫びた。もともと二人は姉妹の関係である。過去の誤解は氷解し二人は手を握りあった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- チャールズ・F・ライスナー
- 脚本
- ウィラード・マック
- ビートリス・バンヤード
- 原作
- ウィラード・マック
- ビートリス・バンヤード
- 撮影
- レナード・スミス