劇場公開日 1966年12月3日

「開放感が素晴らしい」裸のジャングル 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5開放感が素晴らしい

2012年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 白人がアフリカの部族に追われ、アフリカの大地での逃走劇なんだけど、何かと動物や蛇、虫などが出てワイルドな自然の豊かさを嫌というほど見せ付けられ、なんだか元気が出る映画だった。

 追いかける土人も全然悪者として描かれてはおらず、お互いのプライドを賭けて追いつ追われつしている感じも素晴らしかった。

 しかし逃げるために山を燃やすのは、命が掛かっているから仕方がないとは言え、なんだか胸の痛む場面だった。

 山で猛獣におびえ、虫にたかられて眠るのはつらそうだけど、その開放感にはとてもひかれてしまいました。実際に走ったら200メートルくらいでばててしまうと思うけど、アフリカの大地を全力で走ってみたい気分になった。

吉泉知彦