裸で御披露

解説

「未来派女学生」「空の鍛冶屋」主演のアルバータ・ヴォーン嬢の主演する映画で、ドロシー・ヨースト女史がウォルター・エイ・シンクレアー氏のオリジナル・ストゥリーによって作成した撮影台本に基づき、かつてコンスタンス・タルマッジ映画やフレッド・トムソン映画の多くを監督したデイヴィッド・カークランド氏が監督の任に当り完成したものである。ヴォーン嬢の対手役を勤めるのは「父と子」のジャック・ルーデン氏であるが、そのほか「鉄仮面」のジーノ・コラードオ氏、ベティー・フランシスコ嬢、ユージーン・ストーン氏等も出演している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:Uneasy Payments

ストーリー

ミズーリの田舎から出て来た娘ビー・ヘヴンはチャールズトン競技で優勝したので、今度はニューヨークに乗り出して名誉と財産とを得ようと考えた。田舎の色男チャーリー・ロスは都会の誘惑から彼女を守るべく同行する。ビーはレビューのコーラスに入ろうとしたが、田舎娘丸出しの服装をしているために一笑に附された。それを可愛そうに思ったのはこのレビューの後援者の1人であるトム・ゲィツビーで、彼はキャバレーの持ち主ボゾーニに説いてビーをコーラス団に入れてやる。トムはビーにニューヨークでは大胆な服装をすることが必要であると教えた。ビーはその忠告に従い持金を全部ハタいて新時代的な着物を作った。これが余りに常軌を逸していたのでトムは彼女に対する興味を失ったが、反対にボゾーニは彼女に興味を感じ、金を貸して彼女を立派な部屋に住わせた。ビーは彼の底意を知らずにそれを受けたが、トムは2人の間に忌わしきことありと疑って彼女の許を去った。ボゾーニがビーに報酬を求めると、彼女はそれを拒絶したので、ボゾーニは腹いせに彼が立替えた部屋代や衣裳代のチェック全部をキャンセルしてしまう。ビーがトムを引張ってキャバレーに赴くと、借金取りがビーの周りに押寄せて来て、金を払うかしからずば着物を脱ぐかといってビーに迫り遂に彼女から着物を剥いで行ってしまう。逃げ場に困ったビーは突差の思いつきで、そこに出場して来たコーラス団の中にその羅物のままで飛び込んで、いろいろと演って見せた。これが当ったので、ボゾーニは一座を去ったヴァレンティアの代役にと彼女を改めて契約することになった。かくてすべては円満に終りを告げるのである。因に田舎からビーの身を守るために出て来たチャーリーは己れ自ら却って都会の誘惑にかかりコーラス団の1人と結婚してしまったのである。

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