女罠

解説

「最後の駐屯兵」「生命の雑沓」のガードルード・マツクルと「百万弗小僧」のジョージ・マーフィー、及び「或る夜の出来事」「盲目の飛行士」のロスコー・カーンスが共演する映画で、「過去から来た男」の脚色に参興したチャールズ・ブラケットの原作を「殺人魔の魂」のブライアン・マーロウと「孤松の棧道」の原作者たるユージーン・ウォルターとが協力して脚色したものに據り「過去から来た男」「紅はこべ」と同じくハロルド・ヤングが監督した。助演者は「ベンガルの槍騎兵」「浮かれ姫君」のエイキム・タミロフ、「世界大洪水」「巌窟王(1934)」のシドニー・ブラックマー、「我が妻を見よ」のディーン・ジャガー、サミュエル・S・ハインズ、等である。撮影は「過去から来た男」「戦う幌馬車」のウィリアム・C・メラーの担当

1936年製作/アメリカ
原題または英題:Woman Trap

ストーリー

紐育のギャングだったファーガスンはロサンゼルスで盗んだ宝石のことから仲間のホーザンと揉め事を生じ、その結果、ホーザンはメキシコでピストルで殺される。するとここにラミレスという悪党がいて、彼はファーガンスに隠れ家を提供する。一方、ホーガン射殺の報を聞いたロサンゼルスの新聞記者キート・シェヴリンは記事を拾いにメキシコに赴くが、途中でパナマ・ロサンゼルス間に女流飛行競技に加わっていた上院議員アンドルウスの令嬢バーバラを不時着から救う。バーバラはキートの任務を知って同行を申し出たが断られる。だが、ファーガスンが身代金を得るためにラミレスと謀ってバーバラを誘拐した時に、併せてキートも彼等に捕えられる。誘拐した後、ファーガスンはラミレスを巻いて身代金を独り占めに仕様と砂漠に向かったが、ラミレスはその手に乗らず、今度はファーガスンは彼らを殺そうとしたが、砂漠の地理に明るいのは彼一人なのでそれも為し得なかった。だが、砂漠の一夜が明けた時に、ファーガスン一味はメキシコの警官に捕へられていた。ラミレスは実にメキシコの秘密探偵だったのである。そしてキートはバーバラの愛と新聞記事の特種とを同時に得た。

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