嘆きの白百合

解説

「煉獄の花」に続くディミトリ・ブコウェツキー氏作品でドイツ文豪ヘルマン・ズーデルマンの小説とそれに基づいたエドワード・シェルドン氏作の劇によりパウル・ベルン氏が脚色したものである。「煉獄の花」「禁断の楽園」等主演のポーラ・ネグリ嬢が主演、最近ファースト・ナショナル社で売り出しの人気俳優ベン・ライオン氏が相手役を演じ、レイモンド・グリフィス氏、ノア・ビアリー氏等が助演している。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:Lily of the Dust

ストーリー

ドイツの或町でリリーは貸本屋の事務員として働いていた。彼女の美貌は町の職隊の若い将校達を貸本屋に集めた。中にもプレル中尉は熱愛を捧げ二人は結婚の事なども話し合った。大佐メルバッハも好奇心で貸本屋を訪れリリーに一目惚れをしてしまう。その後もプレルはリリーを忘れかねベルリンの旅館で彼女に会い語らっているところを大佐に発見されリリーは直ちに離婚される。大佐と中尉は決闘して中尉は重症を負う。自暴自棄となったリリーはデーネッケという金持ちの妾となる。傷の癒ったプレルは或日カフェでリリーと遇い結婚の話を持ち出す。リリーも承諾しプレルの伯父の承諾を受くるため共に晩餐の卓を囲んでいるとデーネッケが来たのでリリーの正体が暴露し伯父は立ち去る。プレルもまた失望して去ってしまう。最後の望みを絶たれたリリーは堕落の坂道を降らんとするが、目醒めたデーネッケが紳士として彼女に結婚を申し込む。

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