長屋騒動パリーの巻

解説

一昨年公開せられた「長屋騒動成金物語」の姉妹編で、前作品同様にジョージ・シドニー氏、ヴェラ・ゴードン夫人、ケイト・プライス夫人の3人が主演するが、唯ケリーの役だけが「お針娘バーサ」「憧憬の彼方」等の出演のJ・ファーレル・マクドナルド氏に変わっている。ストーリーはジョセフ・F・ポーランド氏監修の下にアルフレッド・A・コーン氏がそれを改作し脚色した。監督は「雀」「キャナディアン」等のウィリアム・ボーデン氏「アラビヤ三人盗賊」等出演のスー・キャロル嬢、「足で蹴る恋」等出演のチャールズ・デラニー氏、それからガートルード・アスター嬢が助演する。

1928年製作/80分/アメリカ
原題または英題:The Cohens and the Kellys

ストーリー

古着屋だったユダヤ陣のコーエンとお巡りさんだったアイルランド人のケリーとは計らずも百万長者となり今は2人とも大会社の重役に納まっていたが、相も変わらず寄ると喧嘩であった。ケリーの息子パトリックは画を勉強にコーエンの娘サディは声楽の研究に、いずれもパリに言っていたが、これはまた親に似ず、大の仲良しで、意気投合の結果、結婚している。がこの結婚するという電報を受け取って驚いたのは親たちで、互いに家の子をあんあ奴の子と一緒にさせてたまるものか、と取るものもとりあえずにパリは出かける。ところが、ここパリの都では、パトリクがポーレットという女をモデルに使ったことから、サディがお冠を曲げて別れ話を持ち出している。そこへ到着したのが、コーエンとケリーとで喧嘩していても子どもが可愛いのは同じ事、ことどうせ結婚してしまったものなら、丸く納めてやりたいと、ポーレットを説き伏せに二人氏て出かける。が、このポーレットというのが凄い腕の女で、2人は散々に翻弄せられて大変な目にある。その挙げ句の果てにポーレットの情夫のポエールに捉って決闘を申し込まれる。二人は吃驚して飛行機で逃出したが、途中で墜落した。それが所もあろうに約束の決闘場。すでにこうよと見えた時に、折よく妻君の一行が駆けつけてきて、危うい命を助かる。で、コーエンとケリーのいうことには、もうパリはこりごりだ、これからはせいぜい仲良くして、早く初孫の顔でも見てやろう云々。

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