劇場公開日 1974年4月6日

「★ 利口な犬と間抜けな人間」ドーベルマンギャング みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0★ 利口な犬と間抜けな人間

2013年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

まず第一次大戦で軍用犬として活躍したドーベルマンを使って銀行強盗をするって発想が秀逸。
また全米を騒がせた実在のギャングたちの名前を、ドーベルマンに付けているのもなかなか面白いアイデアだと思う。
引き締まった体に、美しい毛並みのドーベルマンと言えば、見た目、怖さを感じさせる威圧感にかけては他の犬の追随を許さない。

だけど主役は彼らだけあって、見せ場は最後の銀行強盗の場面のみ。ほとんどドラマらしきドラマはなく、おまけにスリル感も「0」に等しいのでほとほと困りました。
のんびりとした調教シーンが作品の大半を占めている。
硬派でもなく、軟派でもない空気感が全編に漂い、もう途中でドーベルマンのプロモーション・ビデオを見せられてるような感じさえして来る。もう、早送りで見てしまっても一向にかまわない。
犯罪映画ならもっと気の利いたどんでん返しを見せて欲しかった。

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みつまる。