頓珍漢嫁探し

解説

「頓珍漢大勝利」「爆笑隊従軍記」と同じくバート・フキーラーとロバート・ウールジーが主演する喜劇で、原作はブロードウェイに上映されたジョン・マクゴワン、ガイ・ボルトン合作、アイラ・ガーシュウィン作詞、ジョージ・ガーシュウィン作曲のミュージカル・コメディーで、「闇に踊る(1932)」のハーマン・J・マンキーウィッツが映画向きに書き改め、ティム・フキーランが脚色し、「人間の横道」「七月の肌着」のウィリアム・A・サイターが監督にあたり、「山荘の殺人」のJ・ロイ・ハントが撮影した。助演者は「天晴れ競馬で一つかみ」のエディ・クィラン、「爆笑隊従軍記」のドロシー・リー、「腕白大将」のミッチー・グリーン、「獣人島」のスタンリー・フィールズ、キティー・ケリー、アーレイン・ジャッジなどである。

1932年製作/アメリカ
原題または英題:Girl Crazy

ストーリー

カスタービルは西部アリゾナの砂漠の中にある眠った様な平和な町である。その静かな午後の町角へ突然馬車を乗り入れたのは、ダニイ・チャーチルであった。ダニイは馬鹿騒ぎと女狂いがこうじた結果勘当されて、父の牧場へと島流しをされたのであった。しかしダニイは少しもひるまず、又ぞや持ち前を発揮して、モリイという美しい娘を射止めると共に、ジャズ・バンドやレヴューガールを養成し賭博場を設けて、この田舎町をすっかりジャズ化しようと企てる。ダニイの召集に応じてスリックとその妻ケート、手に負えない悪戯者の妹から身をかくしたいと思っているジミイの面々が賑やかに乗り込んで来た。賭博場が開かれて、スリックがその親分となったが、町の顔役ランクが現われてダニイを相手に喧嘩を売って来たり、昔からダニイの恋敵だと自称する、イヴァン・ボルロフという男が現われて、モリイを奪おうとしたり彼らの周囲には波乱に波乱が重ねられて行った。そして彼らは町政の改革を叫んで、ランクの相手にジミイを押し立てる。やがて選挙の時が来て、ジミイの形勢が危うくなった時、悪戯っ子のテシイの機智で形勢一変、ジミイの勝利となる。負けたランクはイヴァンがスリックから勝った6000ドルの金に目をつける。イヴァンはそれを知って無理にモリイを道づれにして逃げ出したので、ダニイはモリイを取り返すためにその後を追う。さらにジミイとスリックはランクを捕まえようとその後を追った。そしてついにモリイはダニイの手に金をジミイとスリックの手に返ったのであった。

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