ディンガカ
劇場公開日:1965年12月15日
解説
ジャミー・ユイスが脚本・監督・製作を担当した、アフリカを舞台に白人の恋と原住民の悲劇を描いたドラマ。共同製作は「昨日・今日・明日」のジョゼフ・E・レヴィン、原作は同名舞台劇、撮影はマニー・ボータとジュデックス・C・ヴィルジョエン、音楽はベルタ・エニョス、エディ・ドミンゴ、ベイジル・グレイが担当。出演は「ナバロンの要塞」のスタンリー・ベイカー、「カンカン」のジュリエット・プライス、南アフリカ出身のケン・ガムツーほか。
1965年製作/アメリカ
原題または英題:Dingaka
劇場公開日:1965年12月15日
ストーリー
トム(スタンリー・ベイカー)は南アフリカ、ヨハネスブルグの若き弁護士。野心家で仕事熱心のため家庭顧みず、妻マリオン(ジュリエット・プライス)は不満な毎日を送っていた。ある日、夫婦の生活に大きな変化をもたらす事件が起きる。アフリカに古い伝統を誇る種族の一人ヌツク(ケン・ガムツー)の娘が、闘技試合のチャンピオン、マサバに殺されてしまった。まじない師ガクエバが試合に勝つための秘策として、マサバをそそのかしたらしい。その上ヌツクの妻もショックで急死してしまう。復讐を誓ったヌツクはマサバを追い詰め、首をしめた。ところがマサバはかろうじて一命をとりとめ、ヌツクは殺人未遂で投獄されてしまった。ヨハネスブルグの人権擁護協会に依頼されトムが弁護を引受けることに。ヌツクは二年間の重労働の判決を受けるが、そぐに脱獄してしまった。ヌツクを追って原住民の村に行くトム。そこではまじない師ガクエバが人々をあやつっていた。トムはガクエバの正体を暴こうと動きだす。そしてヌツクの娘を殺したのはマサバではなく、ガクエバであったことを突き止める。村で雨祭が行われた時、ヌツクはガクエバを殺す。村人は支配から解放され、トムはヌツクを連れて村を後にした。