翼に賭ける命

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翼に賭ける命

解説・あらすじ

メロドラマの名手として知られるダグラス・サークが、20世紀アメリカ文学の巨匠ウィリアム・フォークナーの小説「標識塔」を映画化。飛行機ショーに命をかける男と周囲の人々の姿を描いたドラマ。

1930年代の大恐慌時代。第1次世界大戦の英雄であるロジャーは、妻のラヴァーン、整備士ジッグスとともに飛行ショーで生計を立てている。ロジャーは空を飛ぶことに取り憑かれ、ラヴァーンはそんな夫を愛しながらも、貧苦な人生に複雑な感情を抱いていた。そんな彼らを取材するためにやってきた新聞記者バークは、愛憎が複雑に絡み合う彼らのこの一家にのめり込んでいき、やがてラヴァーンと心を通わせるようになるが……。

キャストには、ロバート・スタックやドロシー・マローン、ロック・ハドソンら、ダグラス・サークの代表作「風と共に散る」の面々が再結集。家族も自分の命も顧みない破滅的な男と、彼に振り回されながらも信念を貫こうとする人々を描く。

1957年製作/91分/アメリカ
原題または英題:The Tarnished Angels
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2025年3月28日

その他の公開日:1958年3月12日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 1件)
りゃんひさ

3.5角砂糖のダイス

2025年4月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ダグラス・サーク作品の中でもやや異質な感じ、死や妄執が隣り合わせにあるような独特の雰囲気は何だろうと感じたのですが、ウィリアム・フォークナー原作だったのですね。1930年代前半の大恐慌下の鬱屈した空気感が映画のタッチにとても合っていたと思います。

何かに憑かれた人物ばかりが登場します。
飛行機と飛行レースに取り憑かれた1次大戦の英雄ロジャー。常に死と隣り合わせだった戦争のトラウマなのか、今はレース出たさに妻を性献上してしまうろくでなしです。これをアンタッチャブルの正義漢ロバート・スタックが演じる皮肉。

妻ラヴィーン役のドロシー・マローンがめちゃくちゃコケティッシュでよいです。「氷の微笑」でのシャロン・ストーンの友人役ぐらいしか知りませんでしたが、愛に飢え揺れ動く女心を上手く表現していました。

メカニック役のジャック・カーソン。ラヴィーンが好きなのに、誠実さから奪うことができない根性なしを名脇役が安定の演技。

この三人に魅せられる記者バーク(サーク作品のスター ロック・ハドソン)が絡み、愛憎渦巻く独特の雰囲気を醸成していきます。

撮影も見事。夜ラヴィーンとバークの室内でのシーン。タバコに火をつける瞬間や酒を酌み交わし、長椅子に寝そべって対話する際のコントラストがとても絵になっていました。

従来のハリウッド作品とは一線を画す良作です。

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sugar bread

5.0ハリウッド目出度目出度

2025年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

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はるけっと

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