追撃ミックス

解説

「テキサス無頼漢」「高原強撃隊」と同じくトム・ミックス主演西部劇でピーター・B・カインの原作を上記二映画と同じくジャック・カニンガムが脚色し、西部劇、活劇の監督者として経験を積んでいるアート・ロッスンが監督に当たり、「東は西」「猫は這い寄る」のジェローム・アッシュが撮影した。助演者は「いんちき商売」「選手の後に娘あり」のルース・ホール、「愉快な武士道」「ペインテッド・デザート」のウィリアム・ファーナム、クラレンス・H・ウィルソン、ジョージ・ハッカソーン等でトニー・ジュニア号が初出演する。

1932年製作/アメリカ
原題または英題:Flaming Guns

ストーリー

欧州大戦から凱旋したトム・マローンは故郷カリフォルニア州ローンバインで大牧場主ラムゼーに支配人として雇われる。トムはラムゼーと喧嘩をして了った。がトムはメリーを愛していたので秘かに牧場に赴く。彼はラムゼーの契約書を示して支配人のマッキンタイヤーとその腹心の悪人を追払った。彼らは牧牛を盗んで私腹を肥やしていたのである。これらはラムゼーの知らぬ間に行われたので、このことをするやラムゼーは善悪の見分けなく腹を立ててやってきた。彼は直ちにトムを召し捕り、私有地侵入罪で告発した。トムはシェリフに捕らえられたが、この不当なる処置に憤慨して逃亡した。ロムゼーはトムの復讐を怖れ、トムに牧場の権利を半ば与えるという書付をメリーに与えた。トムは立ち戻ってメリーを伴いラムゼーの追跡隊をまいてメキシコへ逃れ、メリーと結婚した。

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