珍サーカス王

解説

「無鉄砲一番乗」と同じくフート・ギブスン氏が主演し、デル・アンドリュース氏が監督した映画。アンドルー氏自らがセント・エルモ・ボイス氏と協力して書き上げたオリジナル・ストーリーを、イサドア・バーンスタイン氏が映画用にと書き直し、それに基いてジョン・B・クライマー氏が台本を作成した。ギブスン氏の相手役は「大学生活」出演のドロシー・ガリヴァー嬢で、アラン・フォレスト氏、ゲイル・ヘンリー嬢、それからデ・ガロス一座などが、それを助演している。

1928年製作/アメリカ
原題または英題:The Wild West Show

ストーリー

一般の不景気にたたられて田舎の町から町へと巡業して廻り歩くサーカス団も一向に振はず、使用人には給料すら払えぬ有様であった。このサーカスの支配人アレクサンダーは団長の娘ルースに思いをかけ、一座の困窮に陥っているのを機とし、金を貸し、代償にルースとの結婚を迫っていた。折しも、この一座はカウボーイの集る町へと来合わせた。この辺一帯で暴馬乗りと綽名されている売り出しの男ビルは、ルースを援助する意味で、大勢のカウボーイを集めて見物に来た。その上、ビル自らもサーカスの一座に加わって放れ業をやって見せた。それがもとでこの時の興行は大した景気だった。その結果、当てが外れたのはアレクサンダーで、復讐の目的から手下の者に命じて切符売上金を盗ませ、しかもその嫌疑をビルに被せ、自分はその金を持って逃走しようとした。が、その計画はルースの看破する所となり、彼はシェリフに引き渡された。そしてビルとルースとの恋は成就せられる。

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