長子相続権
解説
「桜の光」「血の力」等を監督したウィリアム・ウォーシントン氏が同じく監督した早川雪洲氏出演劇で、青木鶴子嬢と、マリン・セイス嬢が対手である。
1918年製作/アメリカ
原題または英題:His Birthright
ストーリー
ジョン・ミルトン中尉と咲子との間に生れた雪雄は、21歳に成って始めて父が米国に居る事を知り、薄情な父を求めて船乗りと成り遥々米国へ渡って来た。今は提督と成って居るジョン・ミルトンは、太平洋岸に来て居た。父とは云え母を苦しめた憎い男と、雪雄はミルトンを殺そうと決心して居た。独探の1人エドナ・キングストンと云う女は雪雄を手先きに使ってミルトンから秘密書類を奪取らんとする。エドナの色香に眼眩んだ若い雪雄は、1度は現在の父なるミルトンから書類を奪ってエドナに渡したが、雪雄の胸に眠って居た名誉を重んする心が醒める時が来た。彼は逃れんとするエドナとその一味を対手に、書類を取戻さんと大活劇を演じる。父の救助が来て独探は総て捕えられる。雪雄は進んで米軍へ入営した。
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スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・ウォーシントン
- 原作
- J. W. Riley
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