男子起たば
解説
米国現代の小説家として有名なハロルド・ベル・ライト氏の同じ名の小説に基づき、ウォルター・アンソニー氏とハリー・カー氏とが脚色し、「少年ロビンソン」「淋しき灯台守」等と同じくエドワード・クライン氏が監督したもの。主役は「結婚愛」「ローナ・ドゥーン」等出演のジョン・ホワーズ氏、「結婚愛」「嫉妬の創痕」等出演のマーゲリット・ド・ラ・モット嬢で、その他にも「煙の都」等出演のジョージ・ハッカソーン氏、「十番目の女」等出演のジューン・マーロウ嬢等が助演している。
1924年製作/アメリカ
原題または英題:When a Man's A Man
ストーリー
限りなき富を持って遊惰な日を送っていたローレンス・ナイトはヘレンという乙女に結婚を申し込んだが、彼女は彼には男らしさがないと言ってそれを拒んだ。ローレンスはこれに発奮してアリゾナへ行って牧童となった。ナイトノ主人リードの娘キティーはフィル・アクトンという牧童に恋せられていたが、ナイトは女性なき生活の寂しさから彼女に近づいて彼女に求婚した。キティーは彼を恋している訳ではなかったがそれを承諾した。家畜盗賊の首領カムバートとその手下ジョーを対手にナイトもフィルも戦っていたが、ナイトは盗賊に内通したと疑われ私刑に処せられようとしたが、命を救われたジョーの通知で主人リードが駆け付けて助けてくれる。ヘレンはナイトを棄て技師マニングの妻となって西部へ来て、危急に臨んだ時ナイトに助けられる。ナイトは彼女を許し、キティーとフィルを結婚させ、自分はジョーを連れ、どこともなく去って行った。批評ー第一級の西部劇で、男子の改造を活劇味を豊かにして描いているが、ありきたりの結末とせぬところすこぶる良し。(ニウス誌ローレンス・リード氏)
スタッフ・キャスト
- 監督
- エドワード・クライン
- 脚色
- ウォルター・アンソニー
- ハリー・カー
- 原作
- ハロルド・ベル・ライト