大突撃

劇場公開日:

解説

「地上より永遠に」のジェームズ・ジョーンズが自分の体験を書いた「赤い細い線」を「北京の55日」のバーナード・ゴードンが脚色、「史上最大の作戦」の戦争場面を担当したアンドリュー・マートンが演出した戦争ドラマ。撮影はマニュエル・ベレングアー、音楽は「戦場にかける橋」のマルコム・アーノルドが担当した。製作はシドニー・ハーモン。出演はキア・デュリア、「ドノバン珊瑚礁」のジャック・ウォーデン、TVのジェームズ・フィルブルック、レイ・ダレイほか。

1964年製作/アメリカ
原題または英題:The Thin Red Line
配給:アライド・アーチスツ
劇場公開日:1964年10月31日

ストーリー

1942年夏。アメリカはガダルカナル島反撃を開始した。既に島にはアメリカ海兵隊が上陸し、島は米軍の勢力下にはいっていた。しかし残存する日本兵は、反抗をやめなかった。そんなときアメリカで速成訓練を受けたドール1等兵(キア・デュリア)が前線に派遣されてきた。新婚早々のドールは、戦場に対する恐怖で神経が高ぶり、ただ無事に本国へ帰りたいという思いでいっぱいだった。しかし、そんなドールも、相次ぐ凄絶な戦闘のうちに、死に対する恐怖は麻痺していった。そんなある日、中隊は左右の絶壁を利用し、陣地を死守する日本軍を前にした。中隊の再度にわたる突撃は失敗し、部下を失った隊長はこの無謀な突撃命令を拒否した。が、命令は変えられない。責任を感じた曹長ウェルシュ(ジャック・ウォーデン)はドールを連れて断崖にのぼり、岩石を敵の地雷地帯に落とし地雷源を爆破して中隊を前進させた。不意をつかれた日本軍は全滅した。が、中隊の生存者も僅か26名に減った。だが、中隊は、さらに最後の攻撃目標、“ダンシング・エレファント”と呼ばれる絶壁につくられた日本軍陣地に向かった。まともな攻め方では勝てないと感じたドールは敢然として絶壁を登り始めた。味方の援護射撃に助けられて洞窟についたドールは敵の機関銃座を1つ1つ手榴弾で爆破した。勢いづいた中隊は次々と洞窟にはい上り、日本兵を倒した。しかしこの激しい戦いでドールの神経は常人のものではなくなっていた。ドールは敵味方の区別なく機銃を発砲し続けた。が、その時日本兵がドールに銃を向けた。ウェルシュは身をもってドールを庇い銃弾に倒れた。ドールは我にかえって敵をたおした。ウェルシュは息絶えていた。

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