大高原(1937)

解説

「大渓谷の呼声」「百雷猛獣島」のノア・ビアリー・ジュニアと新人バーバラ・リードが主役を務める映画で、アルバート・ペイソン・ターヒューンの原作をアルバート・R・パーキンス、マーカス・グッドリッチ、チャールズ・グレイソンが協力して脚色し、ルイス・D・コリンズが監督に当たり、ジェローム・アッシュが撮影したもの。助演は「この三人」のアルマ・クルーガー、「丘の一本松」のサミュエル・S・ハインズ、「コリーン」のホバート・カヴァナ等である。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:The Mighty Treve

ストーリー

バッドは病気の父からクリスマスの贈物として、羊の番犬トレーヴを貰った。数日後父は死亡し、牧場その他の財産は競売に付され、バッドの懇願も許されずトレーヴまでワトリングという無情な男に売払われた。失望したバッドは愛馬と一匹のオウムを連れて旅に出たが、二三マイル行くと新しい飼主の許を逃出したトレーヴが追いすがって来た。この一行はコディヴィルで開催中の田舎博覧会で曲芸を演じて一儲けしようと赴く途中、トレーヴは垣根に引っ掛かっている小羊を発見した。バッドがそれを助けようとしているところにその土地で牧場を経営しているジョエルの姪アイリーンが通り合わせ、彼らを自宅へ招待したが、ジョエルは犬嫌いのためトレーヴだけは家に入ることを許されなかった。しかしその後ジョエルがアメリカ豹に襲われた際、トレーヴが勇敢にも彼を助けたので、彼もついにトレーヴを愛するようになった。そこへ飼主のワトリングが現れトレーヴを奪い返さんとしたのでバッドは怒って彼を打倒したが、そのため彼は拘留されてしまった。その騒ぎの最中トレーヴはどこかへか失踪した。数日後付近の牧場では、三本足の猛犬のために毎夜羊の被害が続出したので、確かにトレーヴの仕業と認められ官憲のために追立てられた。トレーヴは血みどろになって逃げ回るのを、放免されたバッドに発見されたが、役人に銃殺されることになる。この時羊を襲った本物の三本足の狼が現れ、トレーヴは死物狂の争闘を続けてついに狼をたおした。トレーヴは一躍英雄となり、一方バッドもアイリーンの愛を克ち得た。

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