タイコンデロガの砦
劇場公開日:1953年7月14日
解説
「征服者(1952)」のサム・カッツマン 製作のナチュラル・ヴィジョン方式の立体感映画1953年作品。「征服者(1952)」のロバート・E・ケントの脚本からウィリアム・キャスルが監督した。撮影はレスター・ホワイトとロースロップ・B・ワースの共同(色彩・テクニカラー)、音楽監督は「トマホーク渓谷の待伏せ」のロス・ディマジョーである。主演は西部劇スターのジョージ・モンゴメリーで、この映画に抜擢されたジョーン・ヴォースが共演し、以下「チャップリンの殺人狂時代」のアーヴィング・ベーコン、ジェイムズ・シー、ベン・A・アスター、フィリス・フォウラーらが助演する。
1953年製作/アメリカ
原題または英題:Fort Ti
配給:コロンビア映画会社
劇場公開日:1953年7月14日
ストーリー
1957年、アメリカ植民地をめぐって英仏が争っていた頃。イギリス側の遊撃隊の隊長ロジャース少佐は仏軍のタイコンデロガ砦を攻略しようと、部下ジェッド大尉(ジョージ・モンゴメリー)とウォッシュ軍曹に偵察を命じた。フランス側スパイのド・モロネはジェッドの義弟マークを脅かしてフランス側に協力させようと画策していた。そしてあの日、仏軍側のインディアンはマークの家を襲って妻子を奪っていった。その直後に駆けつけたジェッドは町の酒場で酔いしれているマークを見つけ、怒りのあまり殴り倒した。改心したマークは逆スパイとなって英側に協力することになった。インディアンの襲撃に対抗しながら、タイコンデロガ砦めざしてロジャースの遊撃隊は進軍を開始し、途中で敵の砦から脱出してきた白人娘フォーチュンを救った。ジェッドは途中で友人フランソワの家を訪ねたが、かねてジェッドに横恋慕していたフランソワの妻はジェッドとフォーチュンの間を妬んで遊撃隊の位置を敵に告げた。仏軍は早速襲ってきたが、いち早く気づいた遊撃隊は逆に敵を撃退した。フォーチュンは密告者の疑いを受けたが、嫌疑はすぐはれ、フランソワの妻は自殺した。遊撃隊はついにタイコンデロガ砦に攻撃を開始し、ジェッドはフォーチュンの手引きで砦内に潜入し、マークの妻子を救い出した。その時将軍が到着して仏軍は全滅、ジェッドとフォーチュンは相携えて新生活に踏み出した。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・キャッスル
- 脚本
- ロバート・E・ケント
- 製作
- サム・カッツマン
- 撮影
- レスター・ホワイト
- ロースロップ・B・ワース
- 美術
- ポール・パルメントラ
- 音楽監督
- ロス・ディマジョー
- 録音
- J・S・ウェストモアランド
- 編集
- ウィリアム・ライオン
- 3Dスーパーバイザー
- M. L. Gunzburg
- テクニカラー・カラー・コンサルタント
- Francis Cugal