世界の女

解説

カール・ヴァン・ベェヒテン氏作の小説「刺青された伯爵夫人」を映画化したものでピエール・コリングス氏が脚色し、「三日伯爵」「姫君と給仕」等と同じくマルコム・セント・クレア氏が監督し「スエズの東」「嘆きの白薔薇」等主演のポーラ・ネグリ嬢、助けて「漂泊い人」等出演のホームズ・ハーバート氏、「アメリカ」出演のチャールズ・エメット・マック氏、「三日伯爵」出演のチェスター・コンクリン氏等が出演するほか、ブランシュ・メハフィー嬢、ガイ・オリヴァー氏、ドット・ファーレイ嬢、ルシル・ワード嬢も助演している。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:A Woman of the World

ストーリー

エルノラ・ナタトリニ伯爵夫人は信じ切っていた愛人の恋心を悲しみフランスを去って米国に赴いた。彼女にとって最も辛いことは裏切った恋人と愛を誓った刺青が腕に残っていることだった。彼女は遠い身寄りの者を頼ってアイオワ州のメイプル・ヴァリーの町を訪れた。町の検事職リチャード・グレンジャーは始めは彼女をダンスホールの常連と間違えたが事実を知ると恐縮して、助手のガレス・ジョーンズを使いとして花束を届けた。ところがエルノラは花束はガレスが贈ったと思い違い、ガレスを接吻している様子をリチャードに見られ彼の憤怒と嫉妬とを買った。町の新しい噴水が出来ると張り紙され、人々は伯爵夫人の腕の刺青を見ようと騒いでいた。グレンジャーは其の企てを非難し、また伯爵夫人追放を主唱した。その事を聞いたエルノラは馬の鞭を握って町会に駆け付け、力限りにグレンジャーを撲り倨えた。力尽きたエルノラが鞭を落とすとグレンジャーは鞭を拾って彼女に手渡し、彼女を抱いてキッスをしたのである。

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