西部討伐

解説

「曠原の荒武者」「突貫ミックス」等の主演者で西部劇の第一人者たるトム・ミックス氏のエフ・ビー・オー入社第1回作品で、ジョージ・W・パイパー氏が特に書卸した台本によりユージーン・フォード氏が監督した。助演者は「鑵詰行進曲」のシャロン・リン嬢、「掠奪軍」のリー・シャムウェイ氏を始め、フリッツィ・リッジウェイ嬢、デューク・リー氏等で、例の名馬トニーが活躍している。

1928年製作/アメリカ
原題:Son of the Golden West

ストーリー

米国西部開拓時代の一段階、電信が開通する以前で、ポニー・キエスプレスが唯一の通信機関であった頃の物語りである。ワサッチの町にケーンという悪漢が居て、山賊たちと共謀して、私利を計り、電信架設の公金を奪ったりなどして居たが、何分巧妙な手段を用いていたので、誰もケーシが首魁であることに気付かなかった。ワサッチ町の電線架設本部にはカルホーンという技師が主任になって工事を急いでいたが邪魔をされるので工事がなかなか進歩しなかった。駅伝騎手のトム・ハーディーはかねてからケーンが怪しいと睨んでいたが、ふとしたことからケーンの正体を突きとめた。ケーンは見破られたことを勘づきカルホーンの娘メリー・ジェーンを誘拐して高飛びしようとした。トムは急を駐屯軍に知らせるためにトニーを御して悪漢共の伏勢を突破し、遂に首尾よく大任を果してケーン一味を撃滅した。かくて西部の天地に平和の曙光が見え、開拓者たちは堵に安んじて住めるようになった。トムはメリー・ジェーンの愛を得て、幸福であった。

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