征服されし女

解説

ヘンリー・C・ローランドの原作を、フランク・ハワード・クラークが脚色し、「黄昏より黎明へ」等と同じくキング・ヴィダーが監督したもの。主役は氏の夫人であり「黄昏より黎明へ」「本町通り」等に主演したフローレンン・ヴィダーで、対手は「村の鍛冶屋」「虚栄地獄」等出演のデイヴィッド・バトラーである。絶海の孤島を背景として我侭娘の性格改造を描いた人情喜劇である。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:Conquering the Woman

ストーリー

フランス滞在中にフランスの伯爵アンリから求婚されたアメリカの富豪の令嬢ジュディス・スタフォードは気位の高い女であった。偶々世界巡遊の途中立ち寄ったアメリカの青年ラリー・サンダースの快活無邪気な性質を、彼女は野卑であるといって退けた。彼女の父トビアスは貧窮であった頃少年のラリーと新聞売りをした事があって旧知の間であったので、ジュディスのわがままなのを彼の力によって矯正しようと計り、船員に命じてジュディスとラリーの2人を誘拐して南海の無人島に置き去りにさせた。ジュディスはこの荒治療で初めて純真の女性に返りラリーを恋するようになった。彼女の富を手に入れようとするアンリ伯爵が彼女を浚って愛を強要したのは失敗して、ジュディスはラリーと結婚するに至った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く