青春の血に燃えて

解説

「クラレンス」「侠骨カービー」「ボーケール」等を書いたブース・ターキントン氏の小説で、これをドナルド・リー氏が脚色し「永遠の嘆き」等と同じくローランド・ヴィー・リー氏の監督したもの。主役は「聖者エルモ」「村の鍛治屋」等出演のベシー・ラヴ嬢で、対手は「ローザリー」「男対男(1922)」等出演のハロルド・グッドウィン氏、「白絹の女」「馬蹄千塵」等出演のフランク・エリオット氏等である。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:Gentle Julia

ストーリー

ジュリアは美しい乙女であったが、彼女は近寄って来る異性の誰にも優しい態度で接するので、町中の若い男達は皆自分が彼女に想われていると思っていた。ジュリアに心からの愛を捧げていたノーブル・ディルは常にこれに不満であった。シカゴからランドルフ・クラムと言う男が商用で彼女の父を訪ねて来たが流行の衣服を着、風采の良いクラムの姿はジュリアの心に今までに覚えない感情を起させた。彼女はクラムの跡を追ってシカゴを出たが、ジュリアはクラムに妻のあることを知り、今までの自分の行いの悪かったのを悟って父の家へ帰って来た。一寸した彼女とノーブルとの誤解も釋けて、二人は幸福な生活に入る。

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