スピード王(1950)

劇場公開日:

解説

「仔鹿物語」「緑園の天使」のクラレンス・ブラウンが製作並びに監督に当った1950年作品。脚本は「謎の下宿人」のバリー・リンドンとマージ・デッカーの書き下ろし。撮影は「夢みる少女」のハロルド・ロッソン、音楽は「暴力行為」のブロニスロウ・ケエパアの担当。主演は「帰郷(1948)」のクラーク・ゲーブルと「群衆」のバーバラ・スタンウィックで、「晴れて今宵は」のアドルフ・メンジュウ、「海の呼ぶ声」のウィル・ギア、「凸凹殺人ホテル」のローランド・ウィンタース、その他リラ・ブリッス、エモリー・パーネル、フランク・ジェンクス、ヘレン・スプリングらが助演する。

1950年製作/アメリカ
原題または英題:To Please a Lady
配給:セントラル
劇場公開日:1951年9月11日

ストーリー

新聞・ラジオで大胆なすっぱ抜きをして多数の愛読者を持つ米国一流の女評論家レジィナ・フォブス(バーバラ・スタンウィック)は、自動車競争のヴェテラン選手マイク・ブラナン(クラーク・ゲイブル)がいつも強引な運転をし、今日のレースでも、その為に命を落とした選手が出たことを目撃して、彼の反スポーツマンシップを面罵と、自分の論説で彼を鋭く非難した。そのためマイクはどのレースからもシャットアウトを食い、遂に金を拵えて出直すために曲芸団に入り、危険な芸当を演じた。レジィナとマイクはこうしてことごとく反発していたが、いつしかお互いに愛情を感じているのだった。マイクは金を得ると新車を買い、レースに出場して第2位に入賞し、その夜レジィナとの逢瀬を楽しみ、2人はいっそう愛し合うようになった。招魂祭のインディアナポリスのレースも近づいたある日、レジィナが論説で非難した悪徳保険屋が自殺したと聞き、彼女は自分が殺したような気がすると打ちしおれ、近づくレースにマイクもまた人を殺すのではないかと不安に襲われるのだった。しかし、そのレースでマイクは、見事なスポーツマンシップを発揮してほかの選手のために自分は負傷した。病院のベッドに横たわるマイクの元を訪れたレジィナ。いまや2人の愛には何のわだかまりもなかった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く