情熱のメキシコ

解説

キャスリン・フラートン・ジェロールド女史原作の小説から「クリスティナ」「街の天使」のマリオン・オース女史が脚色し「これぞ天国」「熱血拳闘手」のアルフレッド・サンテル氏が監督した映画で「熱沙果つるところ」「遥かなる叫び」のワーナー・バクスター氏が主演し「都会の女」「河(1928)」のメアリー・ダンカン嬢「あこがれ」「気まぐれ女優」のアントニオ・モレノ氏、モナ・マリス嬢、ロバート・エディソン氏その他が助演。キャメラは「薮睨みの世界」「娘乱暴記」のアーサー・エデソン氏担任。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:Romance of Rio Grande

ストーリー

アメリカ人を父とし、メキシコ人を母とするパブロはメキシコの荒野に鉄道を敷く工夫の一隊を指揮していた。凶賊襲来の報に驚ろいてパブロは会社の金を預って逃げる。跡を追う賊が見えなくなった頃にはグッタリと馬の背に倒れて前後不覚になった。そこへマユエリタが来合せサンタ・マーガリッタの我家へ連れ帰り手厚い介抱をする。彼女の胸に恋が芽ざした。計らざりきこの家の主人ドン・ファーナンドはパブロの母方の祖父であった。全快したパブロは会社の金を返すべくドン・ファーナンドの甥に当るジュアンと共に祖父の農場を出た。ジュアンはかねて心憎く思っていたパブロを殺そうとして却って重傷を負わされ逃げのびる。パブロは一人祖父の許に帰る。祖父は農園をパブロに与えて永眠する。カロッタはパブロに恋をしかけてはねつけられ怒りに燃えてジュアンに彼を殺すよう手引する。パブロはアメリカに残した恋人を訪ねて結婚を迫るが容れられず悄然として帰り、カロッタと結婚の約束をする。そこへジュアンが忍んで来てカロッタの恋心を憤り彼女を殺し、パブロをも刺そうとする。マユエリタは声をあげて警告するのでジュアンはこれをも殺そうとする所へパブロが現われてジュアンを刺し、最後にマユエリタと結婚するにいたる。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く