銃弾の挑戦
解説
「巨盗団全滅」「夕陽の総攻撃」のティム・マッコイが主演する映画で、ホレース・マッコイの書卸し、「ダイナマイト(1937)」のフィリップ・E・ローゼンの監督によるもの。助演者は「ピストルと音楽」のシャーリー・グレイを始め、ヘンリー・ワズワース、オスカー・アッフェル、ウィーラー・オークマン等。
1933年製作/アメリカ
原題または英題:Hold the Press
ストーリー
新聞記者ティム・コリンズは暗黒街の親分セラノの遭難事件の担当を命ぜられた。警察は現場に居合わせたエディスに疑惑の眼を向けているが、ティムはこの説を採らず、必ず二人の間に何者かが介在すると確信して調査を進めた。彼は犯人らしい者に頭を殴られた上記者証まで奪われたので、面目にかけても吾が手で犯人を逮捕せんとする。彼は保釈局とギャングの間に醜関係があると睨み、故意に泥酔運転をして一ヵ年の懲役を宣告され刑務所に入った。所内で彼はセラノ、アボット、それにエディスの兄フランキー一派をめぐる保釈局の悪業を探り、一ヵ月で釈放出獄した彼はエディスの家を尋ねる。フランキーは保釈を受けるためにセラノの手下アボットに週五十ドルを支払っていたが、余りの負担に堪えかねてセラノを撃ったのである。ティムはアボットを告発しようとフランキーを励まし、彼の悪業を調べた口供書に署名させた。アボットはティムの家を襲って口供書を奪取し、セラノ一味はフランキーを暗殺しようとする。ティムはフランキーを危難より脱せしめ、直ちにオートバイ警官隊の出動を求めセラノの自動車を追跡し、車もろとも彼を粉砕した。保釈局の悪業はティムの特種となって華々しく新聞に発表され、彼はエディスと楽しい新婚生活に入った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フィリップ・E・ローゼン
- 原作
- ホレース・マツコイ
- 撮影
- ベンジャミン・H・クライン