劇場公開日 1968年8月6日

「アマラとカマラの元ネタ?」ジャングル・ブック(1967) よんしんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アマラとカマラの元ネタ?

2020年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

そこそこのディズニー好きですが、ジャングル・ブックは曲は知っていても映画をちゃんと見たことはありませんでした。

いつもながらディズニーアニメに驚かされることは、ウン十年前の作品でもその映像美に驚かされるということ。
本作は1967年と50年以上も前の作品ですが、モーグリをはじめ動物たちのキャラクターがとても愛くるしく描かれており、キャラクターたちの生き生きとした動きに驚かされます。

ストーリーは単純で、ジャングルにいては危険だから人間の世界へ行った方がいいとモーグルの世話をする動物たちが、ジャングルにずっと住みたいというモーグルに振り回されるといったお話です。

モーグリは、ピートとドラゴンンのピートやターザンと比べると、愛情たっぷりの動物たちに育てられたといった感じで、こういった話特有の、寂しさや自分の居場所探しといった描写はありません。
クライマックスの山場を越えてこれでジャングルで平和に楽しく暮らすのかと思いきや、突然やってくる急展開で物語は終わってしまいました。

モーグルがインドのジャングルでオオカミに育てられたということで、今や信憑性が疑われるアマラとカマラが元ネタなのかと思いきや、原作はアマラとカマラの話より以前に書かれたものだそうです。
ひょっとするとジャングルブックを元にアマラとカマラの話が創作されたのかも?と思えちゃいますね。

よんしん